こんにちは、きりんです。
今回は、HARIO株式会社さんの「V60 ドリッパー SUIREN」を紹介していきます。また、HARIO株式会社さんの「V60透過ドリッパー02クリア」で淹れたコーヒーとの味わいの比較もしていきますので、参考にしてください。
HARIOとは?
皆さんHARIO株式会社さんはご存知でしょうか。ハンドドリップでコーヒーを淹れたことがある方は、知っている方が多いのかなと思います。私自身、ハンドドリップを始めてから、HARIO株式会社さんのことを知りました。
HARIO株式会社さんは、コーヒーや紅茶関連の器具などを作っている会社です。特に、耐熱ガラスに力を入れており、1921年の創業当初から耐熱ガラスの製造等を行っているそうです。100年以上の歴史がある、すごい会社ですね。また、理化学用品(実験で使用するビーカー等)の製造もしていることから、ガラス製造のノウハウがしっかりしていることが分かりますね。(理化学用品は、精度の高さが求められます。)
コーヒー関連の器具については、ドリッパーやサーバーだけでなく、ミルやケトルも製造しています。コーヒーをハンドドリップで淹れるのに必要な道具は、HARIO株式会社さんで恐らく全て揃えることができます。
HARIO株式会社さんの公式サイトは、ガラスへのこだわりや環境への配慮、100年以上ある歴史を見ることができ、とても面白いです。興味のある方は、是非見てみてください。
「V60 ドリッパー SUIREN」ってどんなドリッパー?
デザイン
他のドリッパーでは見たことのない不思議な形状で、スタイリッシュな感じがあります。12枚の板のような見た目をしたリブでフィルターを支える形状になっており、ドリッパーの壁がありません。これではコーヒーがこぼれてしまいそうですが、問題なく淹れることができます。
上から見ると壁がないことが良く分かりますね。
カラーはいくつかあり、私はブラックを購入しました。他のカラーとしては、青、赤、白の3色のリブで構成された「トリコロール」や黒、白の2色のリブで構成された「ブラック&ホワイト」、そして青、赤、白、紫、緑、黄の6色のリブで構成された「虹」があります。なお、「虹」は中央のパーツが白色になっています。
また、中央のパーツのみやリブのみの販売もしており、自分の好みのカラーにすることもできます。自分だけのオリジナルのドリッパーを作れるのは、とても面白いですよね。
サイズ
組み立て時は、高さが約10.8㎝、幅が最大で約12.8㎝程度でした。
普段使用しているHARIO株式会社さんの「V60 グラスサーバー クリア 02」に乗せてみました。サーバーに対してピッタリなサイズ感でした。なお、フィルターはHARIO株式会社さんの「V60用ペーパーフィルター02」を使用するよう、説明書に記載されています。円すい形の1~4杯用のフィルターですね。
構造
リブを8枚取り付けたまま、そのほかのパーツを分解してみました。
左のパーツが「ドリッパーホルダー」、リブが付いている円形のパーツが「リング」という名称です。
組み立ては、リングにリブを付けてから、ドリッパーホルダーにセットするだけなので、とても簡単です。
なお、ドリッパーホルダーはつけなくても使用可能らしいですが、その場合は取り扱いに注意が必要になるため、基本的には使用した方がよさそうですね。
分解するとコンパクトになるため、収納や持ち運びが楽になります。ドリッパーを持ち運ぶことが多い方には、とても嬉しいメリットですよね。一方で、パーツ数が多いため、洗うのは少し手間に感じました。
飲み比べてみた
条件
今回紹介している「V60 ドリッパー SUIREN」と普段私が使用しているHARIO株式会社さんの「V60透過ドリッパー02クリア」で、味わいを比較していきます。
ドリッパーのみ変更し、他の条件は変えずにホットコーヒーを淹れていきます。淹れ方は、私が普段淹れている方法です。詳細が気になる方は、下記の記事を参考にしてください。
味わい
「V60透過ドリッパー02クリア」で淹れたコーヒーは、甘酸っぱさをメインに感じ、少し苦味もあるかなという味わいでした。一方で、「V60 ドリッパー SUIREN」で淹れたコーヒーは、甘みや苦味を強く感じました。甘みや苦味が弱まってくると酸味を感じる味わいです。
感想
淹れてみて意外だったのですが、「V60 ドリッパー SUIREN」の方が落ちる速度が少しゆっくりに感じました。そのため、抽出時間が長くなりこのような味わいの違いが生まれたのかなと思いました。(壁がないのに落ちるのがゆっくりなのは驚きでした。)
淹れ方が同じ場合に限ってですが、「V60 ドリッパー SUIREN」は酸味のあるコーヒーより、苦めなコーヒーが好きな方におすすめだと思いました。(淹れ方で変わると思いますが…)また、落ちるのがゆっくりなので、味の再現がしやすいドリッパーかなと思います。一方で、落ちるのがゆっくりなため、淹れ方を工夫しづらいかもしれません。
まとめ
今回は、HARIO株式会社さんの「V60 ドリッパー SUIREN」を紹介してきました。
不思議な形状のドリッパーで、美味しいコーヒーを楽しく淹れることができました。
自分好みにデザインでき、持ち運びもしやすいため、オリジナルのドリッパーが欲しい方や持ち運びやすいドリッパーを探している方におすすめです。